TOEFLスコアレベルの目安|ITPスコアアップ勉強法

TOEFL
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こんにちは、大学2年でTOEFLITP550を取得したミケです。
今回は、TOEFLのスコアレベルの目安、スコアアップ方法、おすすめテキストを紹介します。

分野別の受験対策の勉強は、

で詳しく解説しています。急ぎでスコアアップ方法やおすすめ参考書を知りたい方は、上記のBOXから分野別攻略記事または目次4:TOEFLスコアアップのための勉強法をお読み下さい。

TOEFL ITPとは

TOEFLテスト(正式名称:Test of English as a Foreign Language)は、アメリカの非営利機関 Educational Testing Service(ETS)が開発した英語試験で、日本では一般社団法人 CIEE国際教育交換協議会が運営に当たっています。

日本で行われているTOEFLテストは、インターネットで受験するTOEFL iBTテスト(TOEFL Internet-based Test)とTOEFL ITPテストです。

IBTテストの概要とITPとの違い

TOEFL iBTテストは、インターネットで受験する個人向けのテストです。留学でのオフィシャルな英語力の証明には、iBTテストが用いられることが多いです。

10000以上の団体で英語力の証明として認定されています。Listening, Reading, Speaking, Writingの4技能の問題が出題されます。試験時間が4時間強、受験費用はUS$235である点が、ITPとの大きな違いです。

ITPテストの概要と問題形式

TOEFL ITPテストは、ペーパーベースのTOEFLテスト(TOEFL PBTテスト)を再利用した団体向けのテストです。日本では、大学や語学学校、企業、官公庁など500以上の団体・約22万人が受験しています。大学では、実力測定や留学の選考、クラス分けや成績評価などに使われています。

TOEFL ITPテストはマークシート形式で出題され、Level 1、Level 2の2つのレベルがあります。Level 1、Level 2どちらも、リスニング・文法・リーディングの3つのセクションに分かれています。

Level1の概要

一般的なTOEFL ITPはLevel1です。

セクション問題数(問)時間(分)スコア(点)
Listening Comprehension503531~68
Structure and Written Expression402531~68
Reading Comprehension505531~67
合計140115310~677

Level2の概要

TOEFL ITP Level1を簡略化したものがLevel2です。Level2は初学者向けの試験で、Level1ほど広くは利用されていません。

セクション問題数(問)時間(分)スコア(点)
Listening Comprehension302220~50
Structure and Written Expression251720~50
Reading and Vocabulary403120~50
合計9570200~500

この記事では、一般的に受験されるLevel1を紹介していきます。

セクションパート問題数内容
Listening ComprehensionPart A30短い会話を聞き、質問に答える。

Part B82つの長い会話を聞き、それぞれ複数の質問に答える。

Part C123つの長いトークや講義を聞き、それぞれ複数の質問に答える。
Structure and Written ExpressionStructure15空所のある短い英文を読み、空所に入る語句を選ぶ。

Written Expression25短い英文の4箇所の下線部のうち、誤りのあるものを選ぶ。
Reading ComprehensionReading505つのパッセージを読み、それぞれ複数の質問に答える。

リスニングの点数を上げたいなら:TOEFLリスニング攻略法
文法の点数を上げたいなら:TOEFL文法問題攻略法
リーディングの点数を上げたいなら:TOEFLリーディング攻略法

TOEFL ITPのスコアレベル

iBTテストとの比較

TOEICとTOEFLでは、問題科目も違えば想定されるシチュエーションも異なります。

そのためTOEICとTOEFLのスコアレベルを導出することはできませんが、TOEFL ITPテストとiBTテストの相関を目安としてお使いください。

TOEFL ITPは、PBTの問題を再利用されたものですので、スコアに一定の相関が見られます。

TOEFL ITP/PBTTOEFL iBTテストレベルの目安
640 – 677111 – 120
600 – 637100 – 110最難関大学レベル
577 – 59790 – 99
550 – 57379 – 89難関大・大学院レベル
527 – 54771 – 78
500 – 52361 – 70一般大学レベル
467 – 49751 – 60
437 – 46341 – 50
397 – 43330 – 40

留学するためにはどれくらいのスコアが必要?

留学に必要なTOEFLスコア【絶対に必要なスコアは?】

海外の大学を目指すなら、500点以上のスコアが目安となります。難関大や大学院に留学する場合は、550点以上のスコアが求められます。

500点がどのレベルかというと、日常生活ができて、授業が聞き取れ、専攻科目を勉強するのに不自由ないレベルといわれています。

ESL(英語授業)を受けるために必要なスコアは500点以上ということです。

500点であれば、高校卒業レベルの英語力を持っていれば確実に到達できます

留学先で正規授業を受講するには550点が求められます。交換留学で「英語以外の勉強がしたい」「レベルの高い大学や大学院に留学したい」と思っているなら、550点は取っておかないと、英語科目しか受講できない悲しい留学生活になってしまうことがあります。英語基準は大学によって異なりますので、詳細は各大学に問い合わせてください。

600点を超えたスコアが求められるのは、最難関大学に入学したい方です。TOEFL対策でスコアを上げようとする英語力ではないと思われ、テストでは9割以上の正答率が求められます。

自分のTOEFLスコアを測る方法【簡単】

TOEFL ITPのスコアは、ETS独自の方法で算出されています。本番前に実力を知るためには、TOEFLの問題集を解き、自分のスコアレベルを測る方法があります。あくまでも目安スコアですが、TOEFL ITP公式問題集を用いることで、より正確な値が算出できます。

自分のスコアを知って対策するのと闇雲に対策するのは効率性が大きく変わります必ず本番前に目安スコアを出しておきましょう

TOEFL ITPスコア表

正解数セクション1セクション2セクション3
48-5063-6863-67
45-4760-6261-62
41-4457-5958-60
39-405662-6856-57
36-3854-5559-6154-55
33-3552-5357-5852-53
30-3249-5154-5650-51
27-2947-4851-5348-49
24-2645-4648-5045-47
21-2343-4445-4743-44
18-2040-4243-4441-42
15-1738-3940-4239-40
12-1436-3737-3937-38
9-1134-3534-3635-36
6-832-3332-3332-34
0-5313131

STEP1:問題演習をする

本番に似た環境で問題を解きましょう。受験環境が異なると、目安スコアの正確性が落ちてしまいます。スピーカーで音声を聞く・時間を測る・途中で止めない・マークシートを使用する、ことを注意してください。

STEP2:答え合わせをして、各セクションの正答数を数える

STEP3:3つのセクションの素点を合計し、10倍して3で割る

=(S1の正解数+S2の正解数+S3の正解数)*10/3

たとえば、上記表より換算点が「S1が40点、S2が61点、S3が58点」の人だと、

=(40+61+58)*10/3

よって、530点が目安スコアになります(ここでは上限スコアを目安スコアと考えています)。

問題集に手を付ける前に、必ずTOEFL ITP公式テスト問題&学習ガイドを解いて、読みましょう。ここで算出したスコアによって、テストまでの勉強法が変わってきます。

日本語版の公式問題集は、現在これ1冊のみです。TOEFL対策をするならば、この公式問題集は必ず手に入れておきましょう。

TOEFLスコアアップのための勉強法

ITPでスコアを上げるには、勉強時間を確保することが必須です。範囲の広いアカデミックなテストですので、対策に時間がかかります。このことを念頭に置いてスコアアップ法を読み進めてください。

現在のレベルを把握する

はじめてのTOEFLや公式問題を解いてスコアを計算し、現在のレベルを把握しましょう。

ミケ
ミケ

おすすめのテキストは以下でまとめて紹介しているよ

TOEFL用の英単語を覚えよう

どの語学試験でも、単語を覚えていることは基礎を固めるための基礎です。ほとんどの言語は、単語と文法で構成されているので、どの言語を学習するときであっても単語と文法はまず学ぶべき事項です。

TOEFLに出てくる英単語を覚えることが第一です。TOEFLの英単語は、アカデミックな英単語が多いので、英単語を覚えないと、肝心のところが全く読めない・聞き取れない現象に陥ります。

大学で授業を聞いたり、キャンパスでの手続をしたり、プレゼンの準備をしたり、といった内容が問題で出されます。

高校レベルの科目(政治・科学・生物学・歴史学など)の英単語は覚えて置かなければ手をつけられません。全体を通して、「言い換え表現」を問われることが非常に多いことも特徴にあるので、同義語を覚えておくことも重要です。

TOEFLを勉強しているほとんどの人はこの英単語帳を使っています。TOEFL英単語はこの一冊を完璧にしてください。

といっても、目標スコアによっては全てのランクをこなす必要はありません。僕もランク2までしかやっていませんが、目標だった550点を取得することができました。目標スコアに応じて、覚える単語ランクを調整しましょう。

TOEFL英単語3800で学習すべきランクと目標スコア

目標スコアTOEFLiBT目標スコアTOEFLITP3800の英単語
~61~500RANK1
~80~550RANK1,2
~100~600RANK1,2,3
105~620~RANK1,2,3,4

付属されている分野別英単語リストは、TOEFL単語を分野別で辞書のように使うことができ勉強が捗ります。これを使って、TOEFLに出てくるアカデミックな専門分野の背景知識をつけることもできます。

付属されている「分野別英単語リスト」は、TOEFL単語を分野別で辞書のように使うことができるので勉強が捗ります。これを読むと、TOEFLに出てくるアカデミックな内容の背景知識が英語で理解できる点も魅力です。

TOEFL ITP用オススメ教材

英検やTOEICとは異なり、受験者の多くは留学目的で受験するため、受験する人は限られます。そのため、教材も英検やTOEICほど多くありません。以下ではオススメの教材を紹介します。

TOEFLおすすめ英単語帳

TOEFLおすすめ問題集

問題演習を繰り返す

問題量をこなすことで苦手セクションをなくし、得意なセクションを伸ばします。上記で紹介した参考書でスコアの上がる勉強法を理解し、解き方とテクニックを学んだら、あとは問題演習に取り掛かりましょう。

問題にたくさん触れていくと、知らない単語や理解できていなかった文法に出会うはずです。新しいことが出てきたら覚えるという気持ちで勉強してください。これがTOEFL対策で覚えておくべき重要なポイントです。

TOEFLの点数を上げるために、まずは自分の実力を知ろう

受験料が安く・短時間で終わる団体向けテストのTOEFL ITP。ITP対策ではITPの試験勉強を、iBT対策ではiBTの試験勉強を行うことで、効率良くスコアアップが目指せます。

TOEFLの対策を今から始めるあなたは、模試で目安スコアを先に知ることで、効率の良い試験対策をしていきましょう!

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