こんにちは。
某旧帝大の経済学部の編入試験に合格しました、ミケです。
専門知識ゼロの状態からたった半年間の独学で、編入を目指していた僕は、
「編入するには、どんな対策をどれだけすればいいんだろう?」
と、編入学試験に関する情報の少なさに悩んでいました。
そんな僕と同じような環境にいる編入受験生や、編入に興味をもったあなたに向けて、実際にやっていた勉強法や使用参考書を紹介しようと思います。
この記事を読むメリット
- 大学編入について理解が深まる
- 志望理由書の書き方がわかる
- 書くときのポイントを掴める
- 何を書けばいいか迷わない
志望理由書で1000文字書けと言われても、書き方も、何を書けばいいか分からない…
学歴コンプだ。学歴を上げたいってのは志望理由だよな?
こんな悩みや疑問を解決するため、「志望理由書の書き方とポイント」を紹介していきます。
志望理由書で合否が決まる【重要です】
志望理由書を点数換算する大学、志望理由書を含めて総合的に判断する大学、志望理由書を面接の参考資料としてのみ利用する大学など、大学によって志望理由書や学業計画書・研究計画の評価方法は異なりますが、
大学編入では、ほとんどの場合で志望理由書の提出が課されます。
大学編入で合格するために、専門科目や英語を勉強すべきなのは勿論ですが、志望理由も判断材料のひとつになると覚えておきましょう。
志望理由とは|こんな志望理由はアリ?ナシ?
編入受験生で多いのが「学歴コンプレックス」。「一般受験で落ちたから」「就活で大学のネームバリューを盾にしたいから」等は、編入を目指す動機にはなっても志望理由にはなりません。
「専門分野の○○を、××大学で研究したい」これが志望理由です。
説得力のある志望理由書を書くには、文章力が必要になってきます。
僕はこの2冊を読んで、志望理由書を推敲しました。伝わりやすい文章を書くために、文章の書き方の本を読んでおくといいですね。
志望理由書を書くときのポイント
大前提に、志望理由書を書く前に事前学習はしておくこと。
文章力を身につけ、志望大学の情報集めは不可欠です。
調べ尽くしたレベルまで、情報集めをしてから書き始めましょう。そうしないと、言いたいこと・やりたいことが整っていない「つまらない志望理由書」になってしまいます。
- 一貫性のある文章
- 動機
- 大学での学習計画と志望理由
- 卒業後の未来図
一貫性のある文章にしよう
一貫性のある文章でなければ、「熱意が伝わってこない」「矛盾しているけど、この受験生は嘘を書いていないか?」と思われてしまいます。
より良い文章にするには、文体を整えること・内容の矛盾を無くすこと・あなたにしか書けない理由を書くことが有効です。
動機と志望理由
志望学科群に合った、学業や研究に関連する動機を書きます。
なぜ編入を目指すようになったのか
大学編入のきっかけは何だったのか。今の大学では何をしていて、どんな課外活動をしているかを書きます。
現状があり、「この現状で満足しないのはなぜか」と、自然に繋げることができます。
在学校や他大学への編入や、一般受験では駄目な理由
満足していない何かしらの現状を、志望校に編入することで解消できることは強い動機になります。
特に、在学校ではできない研究をするために編入を志望しているなど、現状と目的が明確な志望理由書は、読み手である大学教授は納得しやすいですね。
大学での学習計画
志望大学であるべき理由と関連して、入学後の学習計画を書くといいです。
ここでも、志望している大学でしかできないことがポイントになります。
「計量経済学の授業を受けたい」
「ドストエフスキーの原著を読めるようになりたい」
3年次には○○の応用科目を受けて、4年次にはゼミナールで○○のxx研究をしたい
など、できるだけ具体的に書いた方が学業計画を熟考していることが伝わり、説得力が増します。
参考記事:大学生活
卒業後の未来図
重要なのはたった一つ、編入後の大学生活の先にある未来を書くこと。
わかりやすく言おう。編入によって、やりたい研究ができるだけじゃなくて、将来の夢にも繋がってくることをアピールしよう。
冒頭でポイントに挙げた一貫性のある文章に仕上がっていれば、すべての内容が一つの目標に繋がっているはずです。
大学編入での志望理由書の悩み|こんなときはどうする?
規定の文字数に到達しない
学業計画と志望動機を中心に肉付けすることをおすすめします。あまり必要ないと思っていることも、とりあえず書いてしまえばOKです。推敲していくうちに必要のない文章は消せますし、増やすより減らすほうが簡単です。
それでも足りない場合は、さらに情報収集をする必要があります。大学ホームページ・資料請求・オープンキャンパス・先輩からの情報などを探しましょう。
規定の文字数を超えてしまった
必要な文字数に到達すれば、第一ステップはクリアです。
何回も読み直し、他人に添削してもらい、志望理由書を修正する作業を繰り返すことで、大学教授に伝わりやすく、かつ読みやすい文章を目指します。大学教授はおそらく何度も読んでくれないので、読みづらい箇所は読み飛ばされてしまう可能性もあります。
この点も「読み手を意識した文章を書く力」が要求されますね。
何回も自分で読み返すだけではなく、誰かに見てもらうことが重要です。自分では完璧な志望理由書だと思いこんでいても、改善点は多く残っていることが多いです。
編入予備校の先生には編入学の志望理由を添削してもらい、友達に文章の読みやすさを見てもらう。大学の教授には専門的内容を確認してもらう。
複数人から意見をもらうことで、見落としていた点を修正するべきです!
さいごに
修正を繰り返し、「これを提出したら受かる!」と思えるような志望理由書ができれば完成です。
この展開を意識して書くと、読み手が読みやすい構成を作ることが出来るのでおすすめです。
志望理由書は、締切の最低1ヶ月には完成させましょう。思ったより時間がかかり、焦って雑なものになれば必然的に評価は下がります。
ぜひ、余裕を持って本気で志望理由書を書いてください。熱意が感じられる、論理的で一貫性のある文章に仕上げられるとよいですね。
面接が実施される大学では志望理由書を元に面接が進められます。提出した志望理由書は必ずコピーをして、何を書いたか忘れてしまったり、矛盾した動機を言ってしまったりしないように練習しましょう。
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