TOEIC|パート4攻略【勉強法と解き方】

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この記事は、2016年5月からの新形式に対応しています!

こんにちは、TOEIC955点保持者のミケ(@mikenopad)です。

今回で4つ目の【Part別勉強方法】では、僕が3か月で955点を取ったときの勉強方法と、パート別の特徴やポイントを解説していこうと思います。

TOEICでは、パートごとの対策をすることが非常に大切です。それぞれ問題形式が大きく異なるので、パート別に勉強をすることで点数を上げることができます

今回は、リスニングセクション満点の僕が、リスニングセクションPart4を徹底解説していきます。

Part4の問題と特徴

問題

Part4では、どのような問題が出るかを簡単にまとめておきます。

Part4(説明文問題)
問題形式: アナウンスやスピーチ・ニュースなどが放送され、 問題冊子を読み4つの選択肢から1つを選択する
問題数:30問
難易度:高

リスニングセクション最難関のPart4。長めの会話になるので、英語が苦手な人はこころが折れがち。

このセクションでも点数を稼ぐには、「英語を聞き取る力」が必要になってきてしまいます。といっても、TOEIC対策を続ければ聞き取れるようになるレベルのものですので、ビビらなくて大丈夫です。

効率よくスコアアップしたいならば、Part1~3を先に対策し始めることをオススメします。

目安:
TOEIC600点以上を目指すには、Part4もある程度対策するべき
TOEIC730点以上を目指すなら、Part4は必ず対策しよう

本番の形式を知ってもらうため、ETSによる公式サンプルをひとつ引用します。

Directions :  You will hear some talks given by a single speaker. You will be asked to answer three questions about what the speaker says in each talk. Select the best response to each question and mark the letter (A), (B), (C), or (D) on your answer sheet. The talks will not be printed in your test book and will be spoken only one time.

No. 34 What does the man offer to do?
(A) Provide a discount
(B) Send a free sample
(C) Extend a warranty
(D) Issue a refund

No. 72 When can the listener pick up his car?
(A) Today
(B) Tomorrow
(C) Next week
(D) In two weeks

No. 73 What does the speaker offer to do?
(A) Look for a used part
(B) Refund the cost of a charge
(C) Send an invoice
(D) Arrange a ride

ETSTOEICより画像と音声を引用

答えは、71-B 72-B 73-Dです。終盤には、図表を用いた問題も出題されます。

それでは、Part4の特徴と解くときの注意点を解説していきます。

パート4の特徴と注意点

音声案内を絶対に聞く

会話が始まる前の音声案内

Question 80 through 82; refer to the following talk and program.

訳:問題番号80~82は、会話とプログラム(図)によるものです。

会話が始まる前に、会話の種類が案内されます。ここを聞き取って、会話形式を確認しましょう。留守電(recorded message)やexcerpt from a meeting(会議の抜粋)がよく出てきます。話し手の数が明示されない場合は、2人の話し手による会話です。

Part4にも実はテンプレがある

Part4の放送は、いくつかのテンプレートに沿って放送されます。
これを知っておくことで、スムーズに問題が解けるどころか、設問を読むだけで話が想像できてしまいます。

  • 導入:登場人物や場面がわかる発言
  • 本文:状況説明
  • 本文の説明:新情報の詳細や変更点
  • 結び:会話後の行動の示唆

多くの場合、この型で会話が進んでいき、この型のまま出題されます。

図表問題は半分だけ読めばいい

図表問題では必ず図表に絡めた問題が最低1問出題されます。図表を先読みすることはマストです。図表を全て読み込む必要はなく、半分だけ読み込めばいいのです。 例を挙げて見ていきましょう。

Part4_no80-82 image

No. 82 Look at the graphic. Who will be the final presenter?
(A) Ms. Carbajal
(B) Mr. Buteux
(C) Mr. Chambers
(D) Ms. Ohta

ETSTOEICより画像と問題を引用

この例であれば、82番の問題の選択肢が名前(Presenter)になっていますよね。このとき会話を聞くときに注意すべきは名前(表の左側)ではなく、名前に対応した時間(図の右側)です。時間がヒントとして流れてくるので、その時間に担当する人の名前を選択肢で選びます

このようなプレゼンの放送で図表があれば、たいていプレゼンの順番が入れ替わるので覚えておくといいです。

解き方とテクニック

聴かない

聴かないで、聞きましょう。1文1文聴いていたら、音声のスピードに追いつけなくなります。文章を塊(かたまり)で聞いてください。先読みをしてから聞いてさえいれば、何を言っていたかは覚えられる程度の長さです。

先読みした設問を覚えておき、該当範囲が流れてきたらその時点でマークシートにレ点チェックをして、次の設問の手を動かします。これによって、聞き逃しがなくなります。マークシートを塗る作業に集中してしまったり、ペースキープが乱れてしまったりすることがないようにも、正解にチェックだけ入れるだけで留めておきましょう。リスニング試験が終わってから、マークを塗ります。

音声で、設問が読まれるときには、次の問題の先読みをしている状況にもっていきましょう。
考え込んでも、聞き取れていなければ悩んでもしょうがないです。
ペースが乱れて次の問題の準備ができなくなることが最悪なので、分からなくても切り替えることが大切です。

これを繰り返します。

先読み

パート4は特に、先読みをしないと正答率がガクッと落ちてしまいます

初心者で設問を先読みするほどの余裕がない方は、次の会話問題の質問だけでも確認しておくといいです。そうすれば、次の会話の理解度が変わってきます。

これが、今すぐ・誰でもできる解くコツです。また、Part4開始前に放送される問題説明は聞かず、質問を必ずチェックしておきましょう。余裕のある方は選択肢も軽く目を通しておくといいですね。というのも問題説明は毎回同じなので、スコアアップに最重要である先読みに使うことが重要です。

消去法

選択肢の中には、どう考えても会話成り立ってないものが含まれています。Part4では選択肢を一つ消すだけで、1/3の確率で正解を選べます。まれに、どれも微妙な応答であることがあるので、そんなときも消去法が有効です。

会話の場面をイメージする

TOEICでは、問題文の頭に必ず状況の分かる発言をしてくれます。

Who(誰):ツアーガイド
Where(どこ):観光地のお土産屋

WhoとWhereを先読みと文頭で確認し、会話の場面をイメージするといいです。
なお、パート4では話し手は1人であるため、話し手が「誰に」話しかけているかを明確にしておきましょう。

スコアを上げるための勉強法

⓪準備物

・Part4の問題集もしくは・スタディサプリ模試
・メモ用のノート

公式問題集は本番に限りなく近く、質の高い問題集なのですが、問題量が少ないデメリットがあります。

スタディサプリENGLISHでは、高品質な模試が20回分以上収録されています(公式問題集10冊分)。僕はこれをほぼすべて解くことで、リスニング満点を取れました。この記事の下で、スタディサプリについて書いているので、まずはそちらを参照してください

メモ用のノートは、スタディサプリで間違えた問題を集めて「誤答ノート」を作るときに使用します。ノートの作り方もこの記事の下で書いているので、まずはそちらを参照してください

①頻出の英単語を覚える

英単語を聞いてすぐにイメージできる状態にしておかなければ、 即応性を求められるTOEICでは 高得点をとれません。基礎的な英単語を覚えていない状態で、いくら問題を解いても効率よくスコアは上がらないので必ず頻出単語は覚えましょう。
TOEIC英単語の覚え方については、TOEIC英単語の暗記法の記事を参照してください。

Part4では、文法・英単語・理解力の3つを磨いていくことで点数が上がっていきます。

覚えるべき英単語は、スコア別おすすめ勉強法で解説しているので割愛します。

②問題を解く

本番に近い環境で問題を解いていきます。
具体的には、時間を計る・スピーカーで聞く・聞き直さないこと。

③答え合わせ

間違える問題傾向を確認する

問題を解いた後には、放送された文章の解答を読みながら、分解して 自分の間違えた問題の傾向を把握 しましょう。 そして、その間違えたところの文法解説動画を見てください。

テンプレートを叩き込む

先程、テンプレートに沿って会話が進んでいくとお伝えしました。問題集で、実際にそのテンプレートに沿って話が展開されていることを確認してください。

④ディクテーション

ディクテーションとは、音声を書きとることです。これをすることで、音を正確に聞きとれるようになります。 特に日本の受験英語はネイティブの発音とかなり違うので、音を聞いて英語を学ぶ必要があります。 has/was/isなど、音の似ている英語を一語一句聞き取る訓練をすることで、本番では細部を意識せず全体を聞き取れます。

解いた問題を全てディクテーションするのはしんどすぎるので、気分でディクテーションを取り入れてみてください。Part4は長文なので、間違えすぎた問題だけでOKです。とても労力がかかるだけあってかなり効果があります。ディクテーションまではやる気力がない時にはシャドーイングがおすすめ。

⑤シャドーイング

シャドーイングとは、音声を真似して追いかけることです。要は、聞きながら上書きで喋ること。シャドーイングでは、ネイティブスピーカーの会話スピードに合わせて、英文を理解しながら英語を話すので、リーディングスピードの向上にも繋がります。

真似するときのポイント

  • まずは先に英文を読んでおいて、聞いて英文が理解できるレベルにしておく
  • 推測すらできない単語は調べる
  • 英単語のスペルと発音を一致させる
  • イントネーションとアクセントを大げさに真似してみる
  • 音が重なるところ、繋がるところに注目する
  • 最後は、音声なしで自分ひとりで音声のように話す

Prat3,4では文章が長いので、毎回ディクテーション・シャドーイングをやるのは苦痛です。僕でもやりたくない。基本的に、Part1,2を使ってやりましょう。すべての問題でシャドーイングをする必要はありませんが、気が向いたらやってみてください。TOEICスコアアップだけでなく、外国人と会話するときもちょっとは伝わる英語を喋れるようになれます。

スタディサプリENGLISHでのTOEIC対策がおすすめ
スタディサプリでできること

・目標スコア別の英単語帳&単語テスト
・超有名講師による文法解説動画・問題別の解き方講義
・豊富な練習問題と徹底解説動画
・カンタンにできるディクテーションとシャドーイング
・模試20回分の実践模試

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まとめ

Part4は説明文問題です。Part3よりも長い会話になりますが、一人による放送のため登場人物を混同することがなくなります。ここが取れない原因としては「スピードについていけない」「そもそも語彙を知らない」「音を聞き取れない」の3種類かなと思います。

これで、リスニングセクションの4パートが終わりました。残り3パートはリーディングです。

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